イタリア派遣を終えて 柳田貴洋

こんばんは!
イタリア派遣を終えて、日本に帰国した柳田貴洋からのメッセージです(o^^o)


1ヶ月間のイタリア派遣が終了しました。

終わってみると全てが自分にとってプラスの経験でマイナスの要素は1つも無かったと思うことができます。

しかし、イタリアに到着して、チームに合流した当初は環境の変化に適応することが容易ではなく、気持ちが沈むこともありました。

私が合流したTuscaniaというチームはベテランから若手まで幅広い年代の選手が所属していて中には元伊代表の選手もいました。
練習中は意見のぶつかり合いが激しく日本に比べてシビアな雰囲気ではありましたが、その中でもバレーボールを楽しんでいる様子がとても強く印象に残っています。

私が最初にショックを受けたことは、私自身の存在がチームに認められていないと感じた瞬間です。つまりそこに存在していないことと同じでした。
周りの選手からするとチームメイトとして一緒に試合でプレーするわけでもない私を気にかける理由は無く、完全に孤立し、ヘッドコーチだけが気にかけてくれている状態でした。
最初は自分からコミュニケーションを取ることもなく気持ちは沈む一方でした。
そこからなんとか状況を変えるため自分から積極的に年齢の若い選手たちとコミュニケーションを取り、練習後レストランに一緒に行ったり、休みの日に観光したいと頼んで車で街を観光させてもらったりすることで徐々に適応することができました。
そこからコミュニケーションがいかに大切か、自分の思いを言葉にしないと周りは誰も動いてくれないし、言葉にすることで大概のことは受け入れてくれて、そこから関係性が広がっていくということを学びました。
また、それが海外では当然のことであり、実際にそのような環境に入ることで感じることができました。

今回のイタリア派遣で、
今まで私自身がどれだけ周りの人に助けられ甘えていたことを感じました。
その中でも、シビアな環境の中でバレーボールができたこと。
最初に挫折したものの、そこから自分自身で解決の方法を考え実践できたこと。
全く異なる環境の中で私生活やバレーボールを楽しめたこと。
この全てが私の人生にとってとても貴重な経験になったと感じています。

このような経験の場を用意して下さった様々な方々に感謝し、私のような経験をできる人が少しずつでも増えていくことを願っています。


4月からは春リーグも始まります。今回の経験を良い形でチームに反映し、1つひとつの試合が学生生活で最後となるので悔いの残らないようにチーム一丸となって闘いたいと思います。応援よろしくお願い致します。

柳田貴洋


中央大学バレーボール部

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